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2006年09月17日
「販売図面にご注意を!」不動産コーディネーター 飯 島 誠
台風の影響で、夕方から雨が強くなってきました。
今回の台風は過去10年で1番強いようです、皆様くれぐれもご注意してください。
ご注意していただきたいことといえば、一棟売りのアパート・マンションなどを購入される方が多くなってきています。
販売図面(不動産屋に行くと手渡される間取り・概要・地図などが掲載されている図面)をいただくとおもいますが、投資用ですと、そこに表面利回り9%、高収入などその気にさせる言葉が踊っています。
ご注意いただきたいのは、その文面です。
たとえば、3億円の投資物件があります。総戸数30戸・賃料収入月額225万円(一戸当たり7.5万円)
表面利回り(賃料収入月額225万円×12ヶ月=年間賃料収入2,700万円÷3億円)9%です。
「これは凄い物件だ!」と思われるあなたはあとで後悔をされる方なのです。
通常、投資分析をする場合、年間ベースで判断をするのですが、表面利回りと言うのはNOI(営業純利益)ベースで見た場合だけです。
実際、運営費(固定資産税・都市計画税、管理費、受水槽清掃費用、エレベーター点検費、共用部分清掃代など)が必要となります。
そして、投資をされる方で現金で購入される方は少ないと思います。そこで発生するのがローン支払いとなります。
2億7千万円のローン(3.5%・借入期間;20年)を借りた場合、月額返済は157万円ほどです。
運営費を考えなくても、賃料収入月額225万円からローン返済157万円を差し引くと月額68万円となりますね。
年間ベースで考えた場合、68万円×12ヶ月=816万円、3億で購入ですから、利回り2,7%となってしまいました。
当然、運営費も差し引かれます。そして怖いのは満室時の計算であるということ。年間ベースで見た場合、空室ロスゼロなんてことは考えられません。
これだけでも、図面で判断が出来ます。
レバレッジの判断、どこまで入居率を確保すれば投資としてマイナスにならないか、将来的なキャップレートの考え方など投資用物件には、安全性の指標に基づく判断が必要不可欠です。
くれぐれも、表面利回りなどで薦める方には気をつけてください。
あとで、取り返しのつかない事態になりますよ。
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投稿者 飯島 : 2006年09月17日 20:31

