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2005年08月15日

相続体験記:其の壱 第1話(この物件いくらでの売れるの?)

■きっかけは単なる売却相談から・・・■

「この物件いくらでの売れるかなぁ?」
こんな一言からAさんとの相続処理が始まりました。

その時には、まさか1年以上かかるとは私自身想定しておりませんでしたが・・・・。

平成15年の2月にAさんから「母の相続(父は2年前に他界)で3件程売却したいんだが一緒に見てくれないか」という依頼があり、物件を見たうえで価格など条件面を打ち合わせすることにしました。

Aさんとは、賃貸の管理を委託さている訳でもなく、大変失礼な話、私自身Aさんのことを良く理解していなかったのが事実。

売却を依頼される以上、その方のことを理解せずに売却活動などできる筈もありません。

私は、様々な話をしながら物件を見て回った次第です。

様々な話をして行くに連れ、相続の内容にいくつかの問題点があることに気がつきました。

ここまでAさんから確認した今回の事案を整理すると以下のとおりとなります。

●相続税額が約15,000万円
●現在売却を検討している物件の評価(時価)が良くみても合計8,000万円弱であること。
●相続税の残額は延納する考えであること。
●父の相続時に約8,000万円の延納をしていること。
●相続の申告が4月末であること。
●借地が11件残っていること。
 ※すべて固定資産税年税額の3倍以下の賃料設定。
 ※父の相続では契約書の貸主の変更すらしていない。
●Aさんの収入がほとんど賃貸収入であること。
 ※上記借地の他にアパート・マンションを5棟所有。
●相続人はAさん一人であり、Aさんの相続人はAさんの子供3人のみであること。
●Aさんは持病をもっていること。

以上の点を確認した時点で、私の中では【売却の相談】から【相続の納税およびAさんの今後の生活に関するコンサルティング】に切り替えた方がいいだろうという結論には至っていました。

Aさんは、3件程の物件(所有権)を売却すれば納税出来ると税理士から言われて問題ないと感じている様子です。

第1話 終わり

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投稿者 飯島 : 2005年08月15日 23:35